ロスアンゼルス(カルフォルニア州)不動産の税金事情と固定資産税について解説します。

2019/05/03

ロスアンゼルス(カルフォルニア州)不動産の税金事情と固定資産税について解説します。

ロサンゼルスで不動産を購入した場合にかかる税金は、取得時は日割り按分の固定資産税ぐらいです。

米国では日本と異なり、不動産取得時に不動産取得税や登録免許税などはかかりません。

 

一方、保有時には、保有による固定資産税と不動産を賃貸し収入を得た場合には所得税がかかります。

なお、賃貸収入(所得)に対して非居住者の場合は、30%源泉税を徴収されます。しかしIRS(米国内国歳入庁)に対して必要なForm-W7などを提出し、納税者番号であるITIN番号*を取得して確定申告を選択することで、30%の源泉徴収を回避することが可能です。

*ITIN(Individual Tax Identification Number)と呼ばれる納税者番号やSSN(Social Security Number)を取得し確定申告を選択した場合は源泉されません。

その他、法人で購入して賃貸経営をする場合は、ビジネスライセンス登録を物件が所在する州に届け出する必要があります。

ロサンゼルス不動産保有時の固定資産税について

ロサンゼルスの固定資産税は、全米50州の中で16番目に安い水準となっています。

エリアにより算出方法が異なりますが、おおよその目安として物件価格の1.25%程度になります。ただし不動産価格が他州に比べて高いですので、固定資産税率は低いですがそれなりの負担にはなります。

所得税は、累進課税で10%〜39.6%(連邦税)1〜13.3%(カリフォルニア州税)です。州税は、全米の中でもかなり高い水準です。そのため、州税が無い州に移住する人も中にはいます。

(法律では1年のうち9か月カリフォルニアに住んでいればカリフォルニア州の居住者となり、州税の課税対象となります。)

ロサンゼルス不動産売却時のキャピタルゲイン税について

売却時にかかるキャピタルゲイン税は連邦税15%カリフォルニア州税3.3%がかかります。但し、保有期間によります。

  • 短期所有:1年未満は、10%〜38.3%
  • 長期所有:1年以上は、18.3%

なお、キャピタルゲイン課税は1031 Exchangeを使うと繰り延べる事が可能です。

 

その他、ショッピングや食事をした場合のカリフォルニア州のセールスタックス(消費税)は、ロサンゼルスの場合は9.55%と他の州に比べて高く生活コストはそれなりにかかります。(2019年、州と群の税金の合算)

このように税金面では高い負担があるカリフォルニアは、気候や雇用、産業、エンターテイメントなど夢のある住みたい街として多くの転入者を受け入れながらも生活コストが高いことから多くの転出者もいる街です。

*税率は毎年変更される事が多く税制も変更されることがあります。詳細は、米国CPAにご確認をお願い致します。

 

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